これからの人生の話をしよう

平凡なリーマンが綴る 人生についての考察ブログ

モテる男になるために

私は、結婚を考えていた彼女にフラれた経験がある。どんな風にフラれたかというと、こうだ。

 

「なんか家族みたいで、男として見れない。」


致命的だ。この言葉を受けた当時の私は、壊滅的なダメージを受けた。一気にライフポイントがゼロになったことを覚えている。翌日から全く仕事に身が入らなくなり、ミスを連発した。彼女のことが頭から離れず、新たな彼女を作ることができなかった。


そんな私を見兼ねたのか、上司が「そんなもん新しい女でも作って忘れろ!」と恐喝してきた。私自身、自分が悲惨な状態だと認識していたため、しぶしぶ彼女を作ってみた。しかし、この行動は、元カノに対する想いの深さを再確認するだけだった。(新しい彼女には、ひどいことをした。今でも反省している。振った後、自分の体温がガクッと下がり、ブルブルと震えたものだ。)


それからというものの、女性を魅了する男性とはどんな男性なのか、深く深く考え始めた。


まず、この件で判明したことは、「彼女を大切にすれば良い」というのは、全くの嘘っぱちということである。ただ、「優しいだけのつまらない男」と烙印を捺され、ポイ捨てされるのがオチだ。


モテる男というのは、優しいだけの男ではない。女性にドキドキ感を提供できる男である。私に喝を入れてくれた上司は、そんなタイプの男性だった。実際、社内の女性からはモテモテだったし、社外の女性ともたくさん交流を持っていた。


なぜ、彼は女性にドキドキ感を提供できるのか。その答えは、人生経験にある。いや、もっと正確に言えば、人生経験の広さと深さだ。

 

人がドキドキを感じるシチュエーションというのは、そう多くはない。恐怖に直面している時、未知の世界に飛び込んだ時、魅力的な異性と接している時、このくらいだろう。


女性に恐怖を感じさせる男性は、もちろんモテない。遺伝的に魅力的であれば、自然とモテる。だから、後天的にモテようとしたら、すべきことは1つだけだ。つまり、相手が知らない世界を見せてあげることだ。すると女性は、男性の教養の深さ、経験の幅広さに感心する。そして思うのだ。


「この人は、私を知らない世界に連れて行ってくれる」と。


しかも、そうした男性は例外なく自信に満ち溢れている。メスは、自信に溢れているオスを、優秀なオスと認識する。つまり、相乗的に魅了が可能なのだ。


このことを理解した私は、教養と経験を身につけることにフォーカスした。


すると、嬉しいことが起こった。


なんと、私を振った彼女が「復縁したい」と迫ってきたのである。曰く、「前よりも男前になったね」とのこと。


私の仮説は正しかったということだろう。


教養を深める方法、経験を積む方法については、またの機会に触れたいと思う。